研究課題
若手研究
本研究では『骨吸収が進行した中等度以上の歯周病治療のための新規光・熱ダブル応答性歯周病治療用ゲル製剤』を創製する。本DDS技術は、光増感剤と歯槽骨再生薬物持続放出微粒子を分散させた熱応答性ゲルにレーザー照射することで、光応答性による光増感剤による殺菌と、ゲル熱応答性による薬物放出制御という2つの高度な刺激応答性要素技術の融合により達成する。熱応答性ゲルとして求められる力学物性の情報をもとに、歯周ポケット内での患部滞留特性の制御方法と殺菌率や薬物放出挙動との定量的な関連性を見出すことで、中等度以上の歯周病治療用の新規な光線力学療法に資する光・熱ダブル応答性ゲル製剤開発のための基盤研究を行う。