研究課題
若手研究
大脳白質病変は脳小血管病の一つであり、ほとんどの高齢者に見られる加齢現象であるが、進行例では認知障害、歩行障害を呈し、現状改善法はなく病態形成機構も未だ不明である。大脳白質病変は脳神経線維の束である白質が障害される疾患であるが、白質障害と連関して脳血管の障害を呈する疾患である。本研究では、加齢に伴い脆弱化する脳血管に着目し、DHAによる脳血管の保護が大脳白質病変の病態進展抑制及び治療に寄与しうるか検証する。本研究は「血管を治療し神経を護る」という独自の防御法開発・創薬へと繋がる研究である。