研究課題
若手研究
覚醒後過同期は,睡眠の正常亜型脳波であり,覚醒反応の直後に徐波活動を示す。通常の覚醒反応後は睡眠が浅くなるが,覚醒後過同期は覚醒反応後に睡眠が深くなったように見える逆説的な覚醒反応である。覚醒後過同期を覚醒と睡眠の混在する状態を反映するモデルとしてとらえ,この現象を詳細に調べることにより,新たな睡眠覚醒制御機構の解明につながる可能性がある。本研究では覚醒後過同期の発生率を決定する睡眠覚醒制御機構,生理学的性質および機能を包括的に明らかにする。