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黄体ホルモンによる排卵抑制メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K14438
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分48020:生理学関連
研究機関日本医科大学

研究代表者

國村 有弓  日本医科大学, 医学部, 助教 (60801488)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード排卵 / in situ hybridization / キスペプチン / エストロゲン受容体 / 黄体ホルモン / 排卵抑制
研究開始時の研究の概要

本研究では黄体ホルモンによる排卵抑制メカニズムの解明を目指す。体外受精や顕微授精では、体内で発育させた卵子を確実に獲得するために、自然な排卵を抑制する必要がある。卵胞を育てると同時に合成黄体ホルモン製剤を内服することで採卵前の排卵を抑制する新しい卵巣刺激法「PPOS法」は精神的、肉体的かつ経済的負担が少ないというメリットがあるが、黄体ホルモンが排卵を抑制するメカニズムについてはいまだ不明である。本研究では、排卵制御の鍵となる神経ペプチド”キスペプチン”を取り込むことで黄体ホルモンによる排卵抑制メカニズムの本質的な理解につなげ、科学的根拠に基づく医療として確立することに貢献する。

研究実績の概要

本研究では黄体ホルモンによる排卵抑制メカニズムの解明を目指す。PPOS法(Progestin primed ovarian stimulation)は、卵胞を育てると同時に合成黄体ホルモン製剤を内服することで採卵前の排卵を抑制する最も新しい卵巣刺激法で、従来法よりも精神的、肉体的かつ経済的負担が少ないというメリットから世界中でその利用が広まりつつある。しかし黄体ホルモンが排卵を抑制するメカニズムについてはいまだ不明である。本研究では、2003年に発見された排卵制御の鍵となる神経ペプチド”キスペプチン”を取り込むことで、排卵抑制において不明瞭である黄体ホルモンの作用に本質的な知見を提供する。
本年度は、黄体ホルモンの作用を検証する際に行う組織化学的手法の条件を検討した。黄体ホルモンを投与した動物で、排卵誘起に関与するキスペプチン遺伝子とエストロゲン受容体α遺伝子の蛍光二重in situ hybridizationを行う予定のため、その条件を確立した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究代表者の所属部署の異動により、当初の予定よりも研究時間の確保が困難であったため遅れが生じた。研究計画の具体的な実施内容に関しては、当初の予定から変更が生じるが、本研究の目的である黄体ホルモンによる排卵抑制メカニズムの解明そのものには支障はない。

今後の研究の推進方策

確立したin situ hybridizationの方法を用いて、実際に黄体ホルモンを投与した動物で、黄体ホルモンが排卵制御機構にあたえる影響を検証する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Chronic estradiol exposure suppresses luteinizing hormone surge without affecting kisspeptin neurons and estrogen receptor alpha in anteroventral periventricular nucleus2023

    • 著者名/発表者名
      Kunimura Yuyu、Iwata Kinuyo、Ishii Hirotaka、Ozawa Hitoshi
    • 雑誌名

      Biology of Reproduction

      巻: 110 号: 1 ページ: 90-101

    • DOI

      10.1093/biolre/ioad129

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 高濃度エストラジオール長期暴露が黄体形成ホルモンのサージ状分泌機構へ与える影響2024

    • 著者名/発表者名
      國村有弓
    • 学会等名
      第129回日本解剖学会総会・全国学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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