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AGE-RAGE系を標的とした骨粗鬆症の新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K14447
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分48030:薬理学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

外川内 亜美  久留米大学, 医学部, 研究補助員 (60809177)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード骨粗鬆症 / 終末糖化産物 / アプタマー / RAGE
研究開始時の研究の概要

骨粗鬆症は高齢者だけの疾患ではなく糖尿病合併症のひとつであり,その原因として,加齢や高血糖の暴露により生体内で増加する終末糖化産物(AGE)が,骨基質中のコラーゲンの架橋異常を引き起こす,骨質の劣化があげられる。さらに,AGEは受容体RAGEを介して骨芽細胞や骨細胞における酸化ストレスを誘導し,骨代謝の低下を引き起こすと考えられている。
そこで,本研究は,AGEまたはRAGEに結合し,その機能を阻害するDNAアプタマーを糖尿病マウスおよび卵巣除去マウスに投与することで,骨粗鬆症の発症・進展が阻止できるか否か明らかにし,骨粗鬆症の治療薬への応用を検討する。

研究実績の概要

骨粗鬆症は高齢者だけの疾患ではなく糖尿病合併症のひとつであり,その原因として,加齢や高血糖の暴露により生体内で増加する終末糖化産物 (Advanced Glycation End Products; AGE) が,骨基質中のコラーゲンの架橋異常を引き起こす,骨質の劣化があげられる。さらに,AGEは受容体RAGE (Receptor for AGE) を介して骨芽細胞や骨細胞における酸化ストレスを誘導し,骨代謝の低下を引き起こすと考えられている。しかしながらAGE-RAGE系を標的とした骨粗鬆症の治療法は確立されておらず,AGEが骨折リスクのマーカーとして利用されている程度にとどまっている。
そこで,本研究は,AGEまたはRAGEに結合し,その機能を阻害するDNAアプタマーを糖尿病マウスおよび卵巣除去マウスに投与することで,骨粗鬆症の発症・進展が阻止できるか否か明らかにし,骨粗鬆症の治療薬への応用を検討する。
本年度は,10週齢のddyマウスの卵巣を除去し,コントロールアプタマーまたはRAGEアプタマーを1週間おきに2-5ヶ月間,腹腔内投与した。1週間毎に体重測定,1ヶ月ごとに採尿,CT撮影を行った。2ヶ月,5ヶ月の実験を経て,イソフルラン麻酔下で全血,骨,脂肪などの組織を回収した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

卵巣除去マウスの骨粗鬆症の発症が確認できず,アプタマーの投与期間を延ばしたため。

今後の研究の推進方策

回収した尿,血液,骨,脂肪組織におけるアプタマーの効果を組織免疫染色法やELISA法,リアルタイムPCR法,イムノブロット法を用いて解析,検討する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 終末糖化産物受容体を阻害するDNA アプタマーはLPS 誘導性敗血症マウスの生存率を改善する2023

    • 著者名/発表者名
      外川内亜美,古賀義法,東元祐一郎,西野友梨,松井孝憲,山岸昌一
    • 学会等名
      第66回日本糖尿病学会年次学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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