研究課題
若手研究
老化細胞は、炎症誘導性サイトカインを産生・分泌する現象(SASP)を介して、周囲の細胞老化を促進する。SASPを引き起こす分子機序の1つとして、ミトコンドリアの必要性が報告されているが、老化細胞において特異的に活性化される代謝経路やその経路のSASP制御における必要性は十分に明らかでない。そこで、申請者は、細胞老化に伴い変化する細胞内代謝とその代謝変化と相互作用するエピゲノムを切り口に、SASPの制御メカニズムの解明を目指す。