研究課題
若手研究
近年のWHO分類の変遷に伴い、過去診断された非淡明型腎細胞癌(non-CCRCC)には再分類の余地があることが明らかとなった。また、PD1/PD-L1を標的とした免疫チェックポイント阻害剤(ICI)の、non-CCRCCにおける奏効率も未だ不明であるが、先に述べたような異なるカテゴリーの腫瘍群が混在している状況では腫瘍群ごとの適切な治療方針を提唱することは困難である。本研究では最新の知見に基づいたnon-CCRCCの再分類を行い、ジェネティックな観点から既存の概念にない新たな分類法が提唱可能か、腫瘍サブタイプごとに異なる治療戦略を立てることが可能か検討する。