研究課題
若手研究
脱ユビキチン化酵素の一つであるUbiquitin Specific Peptidase 10 (USP10) は、さまざまな細胞ストレス応答に関わる多機能性脱ユビキチン化酵素である。我々の予備実験の結果から、USP10がマクロファージでの炎症性サイトカイン産生制御に関与していることが示唆された。本研究では、USP10ノックアウト(KO) マクロファージ細胞等を用いた解析により、その分子メカニズムを明らかにする。さらに、マクロファージ特異的USP10 KOマウスを用いて炎症性疾患やサイトカインストームへの関与を検討し、USP10をターゲットとした新規治療薬開発の可能性を探索する。