研究課題/領域番号 |
23K14510
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49040:寄生虫学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
渡邊 菜月 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 客員研究員 (00883323)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | レトロマー / Rab-GAP / Entamoeba / エンドサイトーシス / 赤痢アメーバ / 貪食 / 酸性化 / 小胞輸送 |
研究開始時の研究の概要 |
リソソームの機能維持とプロテアーゼの輸送制御は複雑な細胞内小器官をもつ真核生物の生存の要である。プロテアーゼ輸送体はレトロマーや補助因子であるSNX、Rab7aと結合しプロテアーゼ輸送を制御する。レトロマーは3つのコアタンパク質(Vps26, 29, 35)により形成される。赤痢アメーバで病原性の中核を担うレトロマーは、他種生物に類を見ないほどコアタンパク質が多様化していた。コアタンパク質の組み合わせにより、3種類の複合体(レトロマーα,β,γ)が存在する。現在までにエンドサイトーシスやプロテアーゼの輸送にはレトロマーαの関与を明らかにした。本研究では、レトロマーβの機能を明らかにする。
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研究実績の概要 |
レトロマーβの機能解析を行うにあたり、Vps26-5, Vps35-4,5の遺伝子発現抑制株(gs)、EhRab7A-GAPのタグ付き発現株を樹立した。Vps26-5gsを用いて、エンドサイトーシスの効率測定を行ったが、コントロールとの差がほとんど見られなかった。今後、gs株樹立時の選択薬剤濃度の至適条件の検討などを行い、再度エンドサイトーシス効率測定を行う。 また、定常状態のHA-Rab7A-GAP, HA-SNX3(レトロマーβの結合因子)の局在解析を免疫染色により確認した。細胞質への局在がみられ、膜上への局在はあまり見られなかった。今後、phagocystosis時や、trogocytosis時の局在を確認したい。
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