研究課題
若手研究
脊椎動物においては、肝臓で合成され血中に多量に存在する補体C3が生体防御のキーファクターであることが確立されている。一方で、最近になり、血中でなく、組織中の局所に存在する補体C3が様々な病態や生命現象で重要な役割を担うことが明らかとなりつつある。しかしながら、腫瘍微小環境における補体C3の役割は依然不明である。本研究の目的は、血中を循環するC3ではなく、腫瘍微小環境の”局所”に存在する補体C3の意義を明らかにすることである。