研究課題
若手研究
悪性中皮腫は予後が悪く治療の難しい疾患の一つである。悪性中皮腫でS100A16タンパク質の発現が上昇していることを我々は見出しており、本研究ではS100A16の病態進行への関与について解明する。我々の独自研究より、細胞内でS100A16に結合する新規タンパク質を同定しており、本重要知見を基盤に、悪性中皮腫の増殖・転移におけるタンパク質相互作用の意義やメカニズム解明に取り組む。本研究成果は、これら相互作用を遮断する新しい抗がん薬の「創薬」研究への発展が期待される。