研究課題
若手研究
がんの化学療法抵抗性の獲得は患者予後を著しく悪化させるため、新たな治療法や治療標的の開発が求められている。LRRK2はパーキンソン病の原因分子であるが従前の検討において、がん細胞の化学療法抵抗性に関与している可能性が示唆された。そこで、本研究では肺がん組織やシスプラチン耐性肺腺がん由来細胞を用いてLRRK2による化学療法抵抗性獲得の分子メカニズムを明らかにする。LRRK2を標的とした治療法が開発されれば、化学療法抵抗性に苦しむがん患者に対する治療効果改善の新たな突破口となることが期待できる。