包括的網羅解析によるPARP阻害剤薬剤耐性メカニズムの解明

• 研究課題/領域番号: 23K14606
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分50010:腫瘍生物学関連
• 研究機関: 大阪医科薬科大学
• 研究代表者: 辻野 拓也 大阪医科薬科大学, 医学部, 助教 (60937407)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2025-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2023年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
• キーワード: 前立腺癌 / 薬剤耐性 / PARP阻害剤

研究開始時の研究の概要

PARP阻害剤はBRCA1/2変異を有する前立腺がんを含めた固形がん患者において有効性が示されているものの、乳がん、卵巣がんにおいては薬剤耐性の克服が困難を極めており、今後前立腺がんおいても課題となることが予想される。申請者らは、前立腺がん細胞株を用いたCRISPRスクリーニングを行うことにより、PARP阻害剤の感受性、および薬剤耐性に関わる遺伝子を同定してきた。本研究課題では、PARP阻害剤耐性株を樹立し、包括的遺伝子網羅解析による薬剤耐性メカニズムの解明、および薬剤耐性克服のための新規治療法の開発を目的としている。