研究課題
若手研究
光線力学的治療は、光感受性薬剤、光、酸素の3要素によって一重項酸素を産生する光化学反応を応用した悪性腫瘍に対する選択的な治療である。神経内視鏡を用い、脳幹近傍の脳室から脳幹へアプローチ可能であるが、経神経内視鏡下で安全に外科治療を行うことは困難である。経神経内視鏡下で脳幹に対して光照射を行うことができる伝送光照射プローブが開発できれば、これまで治療不可能であった脳幹腫瘍を光線力学的治療で治療できる可能性がある。本研究では伝送手段が存在しないために治療できなかった難治性悪性腫瘍である脳幹腫瘍に対する新しい光線力学的治療法用の伝送光照射プローブを開発することを目指す。