研究課題/領域番号 |
23K14634
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
中内 雅也 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (10816953)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 食道胃接合部がん / 胃がん / がん遺伝子 / circulating tumor DNA |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では本邦における食道胃接合部がん(GEJAC)と胃がん(GAC)のがん遺伝子変異の違い及び臨床学的所見との関連性を明らかにし,さらに術前・術後フォロー時の血中循環がんDNA(ctDNA)と臨床学的所見との関連性を明らかにすることを目的とする.藤田医科大学で外科的切除を受けるGEJAC,GAC各40例を対象とし,がん遺伝子パネル検査であるPleSSision rapidを用いて、原発巣のがん遺伝子変異を比較し、腫瘍学的所見との関連性をバイオインフォマティクス的に検討する。また,術前,術後フォローにおけるの血漿ctDNAを術後3年間モニタリングし,両がんの術後再発との関連性を検討する.
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研究実績の概要 |
研究者施設で倫理委員会で本研究の承認を得た.食道胃接合部がん,胃がんの手術症例を対象に研究を開始し,2023年4月から2024年3月までに食道胃接合部がん6例,胃がん34例の登録を行い,手術を施行した.全例で,手術切除検体から原発巣のがん遺伝子パネル検査(PleSSision rapid)用のサンプルを採取することができ,順次検査及び結果の解析を行なっている.また,それぞれの症例で腫瘍マーカーを含む血液検査や胸腹部CT検査などの画像検査を用いて術後経過を定期的に観察している.それらの通常臨床検査に加えて,術後再発をモニタリングす流ことを目的としたctDNAを検出するための血漿サンプルを合計101サンプル採取した.それらも現在検査解析中である.症例目標数は食道胃接合部がん,胃がんそれぞれ40例であり,総数としては約半数まで症例集積ができている.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
最初の2年間で食道胃接合部がん,胃がんそれぞれ40例ずつの登録を予定している.合計症例登録数は予定通りであるが,食道胃接合部がんの登録数が予定よりも遅れている.食道胃接合部がんは一般的な頻度としても胃がんに比べて症例数が少なく,2023年度は研究者施設での食道胃接合部がんが例年より少なかったことや,2023年度は研究開始年度で,スタディの周知が不十分であった可能性がある.
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今後の研究の推進方策 |
本研究の周知を徹底するとともに,食道胃接合部がん症例の登録促進に努める.
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