研究課題
若手研究
中間悪性度骨腫瘍は局所浸潤性が高く、術後再発を繰り返し、広範に関節破壊を来し、著しい機能障害を呈する。また、脊椎や骨盤など体幹発生例は大出血の危険性が高く、手術不可能なケースもしばしば認められる。近年免疫チェックポイント阻害薬が癌治療において目覚ましい成功を収めてきた。本申請課題は中間悪性度骨腫瘍などに対し、免疫チェックポイント阻害薬のターゲットであるprogrammed death-ligand 1 (PD-L1)の発現を調査し、臨床経緯との相関を検討、難治性中間悪性度骨腫瘍に対するPD-L1発現を基盤とする新しい治療戦略の開発を目指す。