研究課題
若手研究
ヘルペスウイルス関連リンパ腫はエプスタイン・バーウイルス(EBV)やカポジ肉腫関連ヘルペスウイルス(KSHV)が病態形成に関与するリンパ腫であり,予後不良であることから,より有効性の高い新規治療法の開発が望まれている.申請者らは,一部のヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害薬がKSHV関連リンパ腫に対して強力な抗腫瘍作用を示すことを,近年報告した.本研究では,HDAC阻害薬の作用機序の解明を通じ,ヘルペスウイルス関連リンパ腫における治療標的因子を同定する.更に,同定された因子に作用する化合物を探索し,ヘルペスウイルス関連リンパ腫に対する新規治療薬の開発を試みる.