研究課題
若手研究
高齢者では非がん疾患も多く、要介護度の高い高齢者では余命を予測することが難しい。「エンドオブライフ」の前段階である「限られた生命予後」の時期を医療従事者が認識し、徐々に「看取り」に向けて医療を見直すことは、患者のQOLや医療資源の観点からも重要である。本研究では1)「限られた生命予後」の時期の医療、社会的背景の状況を量的・質的に解析し、この時期に適した医療を提供するための具体的な評価および実践方法を提案する。2)この時期に関わる医師がどのような指標を使って予後予測を行っているかを調査し、その予測の妥当性を検証することで、「高齢者の看取り」時期を認識するための具体的な指標を提案する。