研究課題
若手研究
インスリン抵抗性は2型糖尿病の発症に先行する。加えてインスリン分泌が低下し代償がきかなくなると、血糖値が上昇する。動脈硬化性疾患は、インスリン抵抗性が主体の時期から増加する。本研究では、一般住民2400名を対象とする。インスリン抵抗性遺伝子レジスチンSNPと、インスリン分泌関連SNPの両面から遺伝因子を定量化する。75g経口ブドウ糖負荷試験によりインスリン抵抗性と分泌を、頸動脈エコーで動脈硬化を評価し、新たな糖代謝異常分類を確立する。前向き研究において、糖尿病発症や心血管疾患発症と関連するサブタイプを明らかにし、基礎的検討により、動脈硬化進展のメカニズムを解明し、早期個別化予防へ応用する。