研究課題
若手研究
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の肝線維症への進行は加齢により増強すると報告され、肝線維化への肝内マクロファージ(MΦ)の関与が示唆されている。過去に申請者らはMΦ特異的増殖抑制マウス(mac-p27Tg)を作成し、10週間高脂肪食(HFD)負荷を行い、MΦ増殖抑制によるインスリン抵抗性の改善、及び肝臓の脂肪蓄積や線維化の進行抑制を報告した。しかしこれは短期的な評価であり、長期的な効果は未だ不明である。本研究では50週と長期にHFDを負荷した加齢モデルマウスの肝臓におけるMΦの増殖を評価すると共に、長期HFD負荷mac-p27Tgのインスリン抵抗性及び肝臓の線維化について解析する。