研究課題
若手研究
咽頭痛はよく見られる徴候で、急性上気道炎による咽頭痛を緩和する上で、何が最も安全かつ効果的な薬剤であるのかについては、明らかになっていない。トラネキサム酸は、急性上気道炎の咽頭痛に対して使用されている。本研究では、急性上気道炎の咽頭痛に対してトラネキサム酸の投与が、プラセボと比較して症状緩和に効果があるかどうかを明らかにすることで、急性上気道炎診療の質向上に資することを目的とする。まず予備試験として、単施設ランダム化比較試験でトラネキサム酸の短時間の咽頭痛緩和効果を検証する。その結果を踏まえて、急性上気道炎の咽頭痛に対するトラネキサム酸の5日間にわたる効果を多施設ランダム化比較試験で検証する。