研究課題
若手研究
Wilms’ tumor oncogene 1 (WT1)は急性骨髄性白血病(AML)や骨髄異形成症候群(MDS)など骨髄性造血器腫瘍で高発現する転写因子で、腫瘍免疫療法の標的;腫瘍抗原の候補であり、我々はこれまでの解析から一部の骨髄性造血器腫瘍患者にWT1特異的CD8陽性細胞障害性T細胞(WT1/CD8+CTL)が存在すること示してきた。また、転写産物WT1mRNAはAML/MDSの病勢と予後を反映する臨床マーカーに利用される。この研究では、WT1mRNA発現量とWT1/CD8+CTL出現の関連を解析し、WT1/CD8+CTLを効率的に誘導する因子抽出を試みる