研究課題/領域番号 |
23K14740
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
齋藤 太郎 札幌医科大学, 医学部, 助教 (60718063)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2025年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 多発性硬化症 / エクソソーム |
研究開始時の研究の概要 |
これまでに申請者らは多発性硬化症患者の脳脊髄液を用いたエクソソームの網羅的プロテオーム解析を行い,エクソソームに含まれるGalectin-9の量と年間の総合障害度の変化が強く相関することを見出した.本研究では,ELISAを用いた脳脊髄液中のGalectin-9の総量とエクソソーム中のGalectin-9を測定する方法を確立し,前向き研究にてその有効性を確認することにより, Galectin-9が多発性硬化症の進行を予測する因子として有用か明らかにする.
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研究実績の概要 |
多発性硬化症の患者から採取した脳脊髄液(CSF)からエクソソーム(EV)を分離し、そのタンパク質組成を質量分析で同定・定量した。質量分析の解析にて、MSの患者から分離されたEVは、B細胞やT細胞に関連するタンパク質の増加が見られ、また、神経細胞関連タンパク質や一次繊毛関連タンパク質が予後不良の症例で有意に増加していることが確認された。これらのEVはMSの予後バイオマーカーとして有用である可能性が考えられた。 今後は、これらのタンパク質に関してMSとの関連性や機能などを詳しく解析していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
概ね研究計画通りに進行中である。
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今後の研究の推進方策 |
大きな方向性は変わらず、計画書の通り、研究を推進していく。 当初解析予定だった分子以外にも着目し、同様な手法で解析を進めていく。
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