研究課題
若手研究
健康寿命の延伸に、骨格筋の量を良好な状態で維持する必要がある。骨格筋の萎縮は一種の老化現象として捉えられてきたが、近年では不活動とともに、我が国で摂取量が増加している高脂肪食といった生活習慣が相乗的に骨格筋の萎縮を促進する可能性がある。本研究では不活動筋萎縮モデルマウスを用いて、高脂肪食と不活動が相乗的に骨格筋萎縮を促進するメカニズムに関して、エピゲノム変化を中心に解析する。本研究の強みは、ヒト骨格筋サンプルを採取し解析できる状況にあることであり、マウスでのデータがヒトのデータを反映しているか確認しながら研究をおこなう。本研究結果は、骨格筋萎縮予防に対する効率的な新規介入法の開発につながる。