研究課題
若手研究
γオシレーションは30-80 Hzの神経振動であり、様々な高次機能や精神疾患との関連がある。しかし固有の振動特性を持つ回路の個々の機能解明は十分でなく、回路間の相互作用についてはほとんど研究されていない。申請者は最近、健常者において40-Hzオシレーションの活性化によりβ~低γオシレーションが抑制されることを報告した。本研究では、脳磁計を用いて精神疾患における振動回路間の制御機構異常、特にβ~低γオシレーションの抑制異常を検討する。本研究により、精神疾患におけるγオシレーション異常の基盤の解明、客観的な診断、評価尺度の開発が期待される。