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不登校の神経発達症児の客観的概日リズム評価と個別化精密治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K14823
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関琉球大学

研究代表者

石橋 孝勇  琉球大学, 病院, 助教 (00964834)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード神経発達症 / 概日リズム / 不登校 / 個別化精密治療 / メラトニン
研究開始時の研究の概要

神経発達症児は不登校状態に陥りやすく、概日リズム障害が密接に関与していることが明らかになってきた。近年開発された貼付型深部体温計と活動量計、照度計を組み合わせることで、簡便かつ定量的な概日リズム評価が技術的には可能になった。本研究では、(1)不登校状態の神経発達症児に深部体温計と活動量計、照度計を用いて、概日リズムを定量的に評価し、起立性調節障害などの自律神経症状や抑うつ・不安などの心理症状との関連を明らかにすること、(2)概日リズムの客観評価に基づく個人の概日リズム特性に合わせた、個別化睡眠衛生指導と個別の投与タイミングでのメラトニン治療を行う個別化精密治療の開発を目的とする。

研究実績の概要

本研究は、不登校状態に陥りやすい神経発達症児において、概日リズム障害の影響を明らかにし、その対策を講じることを目的としている。本研究では、(1)不登校状態の神経発達症児に深部体温計と活動量計、照度計を用いて、概日リズムを定量的に評価し、起立性調節障害などの自律神経症状や抑うつ・不安などの心理症状との関連を明らかにすること、(2)概日リズムの客観評価に基づく個人の概日リズム特性に合わせた、個別化睡眠衛生指導と個別の投与タイミングでのメラトニン治療を行う個別化精密治療の開発を予定している。
調査項目は、質問紙調査として、COVID-19に関する質問、本人の心理状態(RSES、TAS-20、LSAS-CA、PHQ-A)、発達特性(AQ、ADHD-RS)、睡眠指標(MCTQ、PDSS、CCTQ-J、CSHQ-J)、睡眠観察(睡眠スケジュール、スクリーンタイム)と行い、客観的指標(貼付型深部体温計、活動量計)による指標を収集している。対象は日本の青少年(中学生と高校生)とその保護者であり、目標人数は臨床群200例、対照群70例の予定である。これらの横断研究のデータから、各因子について群間比較(臨床群200例 vs 対照群70例)および相関解析を行う。また,臨床群においては不登校傾向を説明変数とした重回帰分析および共分散構造分析を用いた因果関係の検証および,不登校傾向の数値による群分け(不登校傾向高群・不登校傾向低群)を行い,分散分析を用いて各因子との関係性について検討を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

1年間で対照群50例の収集が進み、解析を開始している。臨床群の調査も開始されているため、おおむね順調に進展していると判断した。

今後の研究の推進方策

令和6年度は、臨床群の収集を行ったのち、臨床群・対照群群各々において、睡眠指標と体温指標、質問紙の関係性について解析を行い、その後に相関解析を行う。取得したデータを論文化していく予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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