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高いpH感受性を持つGd造影剤開発のための基本的検討

研究課題

研究課題/領域番号 23K14841
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関徳島大学

研究代表者

松元 友暉  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (70838151)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワード細胞外pH / pHe / MRI / 脳腫瘍 / 造影剤 / QPM
研究開始時の研究の概要

脳腫瘍の代謝変化を評価することは,正確な診断において重要である.今日の臨床診断では,MRI装置を用いた造影剤検査が多く用いられる.しかし,これは相対的なMR信号変化であり,脳腫瘍の代謝変化を定量評価することは難しい.この問題を解決するため,申請者はquantitative parameter mapping(QPM)技術を用いた細胞外pHマッピングを開発し,脳腫瘍代謝変化の定量マッピングを試みている.細胞外pHを正確に測定すること(細胞外pHマッピング)は,腫瘍の進行度を正確に診断するための重要な手段になりうる.

研究実績の概要

本研究の目的は,細胞外pHが各種造影剤の固有緩和能に対してどのように関与するのか機序を明確にすることで,人体における細胞外pHマッピングの基礎的検討を完成し,細胞外pHマッピングの臨床応用への展開することである。現段階では,ガドジアミド水和物キット,ガドテル酸メグルミン,ガドテリドール,ガドブドロールについて,造影剤が持つ緩和能とpHの関係をファントム実験にて調査している.造影剤の分子構造によってpHに依存する緩和能の振る舞いは異なることがわかってきた。実験はおおむね順調に遂行できており,実験が終了次第論文化する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

実験における作業量が想定よりも多く,当初計画していた実験計画よりも少し遅れている。しかし,おおむね順調であり,2024年5月を目途に実験を完了させる予定である。実験が終了次第,各種臨床用MRI造影剤の緩和能に対する,pH依存性に関する論文を一報作成する予定である。

今後の研究の推進方策

2023年度の研究では,ガドジアミド水和物キット,ガドテル酸メグルミン,ガドテリドール,ガドブドロールについて,造影剤が持つ緩和能とpHの関係をファントム実験にて調査している.現在進行中の実験が終了次第,論文を1報作成する予定である。本実験の結果から,ガドテリドールは,他の造影剤と異なる振る舞いをすることがわかっている.そのため,造影剤が持つ緩和能のpH感受性がどのような分子構造等で変化するか解析を行う予定である。そして,その結果からpH感受性が高い造影剤開発は可能かどうか検討する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] AcidoCEST contrast media exhibiting pH dependence on a 3T clinical MRI system2023

    • 著者名/発表者名
      松元友暉,原田雅史,金澤裕樹,三好光晴
    • 学会等名
      JSMRM
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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