研究課題
若手研究
放射線治療では、患者に照射される線量によって治療成績が大きく変わってくる。線量の過不足があると、副作用の発現や治療成績の悪化等の悪影響が生じてしまう。そのため、線量管理が非常に重要であり、国際的にも放射線治療施設は第三者による出力線量評価を受けることが治療の品質管理に必要であるという認識が一般的である。しかし、現在陽子線治療に対して第三者出力線量評価は行われておらず、陽子線に対する第三者出力線量評価方法の確立は喫緊の課題である。そのため、陽子線の線量測定に有用なアラニン線量計を用いて、出力線量評価技術を開発する。