心房細動は本邦において非常に症例数が多い不整脈疾患であるが、カテーテルアブレーション治療後の再発率の高さが課題となっている。本研究では新たな左房機能定量評価法として左房CTストレイン解析法を開発し、心房細動治療における臨床的有用性を明らかにすることを目的とする。この技術開発により、 アブレーション治療前の心臓CT画像をナビゲーション画像としてだけでなく、正確な左房 機能評価や術後の再発予測においても活用できるようになり、個人的・社会的負担の軽減に 加え、術後の治療方針の決定など心房細動治療の最適化が飛躍的に進むと考えられる。
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