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CTストレイン解析を応用した新たな左房機能定量評価法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K14895
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

田邊 裕貴  愛媛大学, 医学部附属病院, 助教(病院教員) (70836189)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード左房CTストレイン / 左房ストレイン / 心房細動
研究開始時の研究の概要

心房細動は本邦において非常に症例数が多い不整脈疾患であるが、カテーテルアブレーション治療後の再発率の高さが課題となっている。本研究では新たな左房機能定量評価法として左房CTストレイン解析法を開発し、心房細動治療における臨床的有用性を明らかにすることを目的とする。この技術開発により、 アブレーション治療前の心臓CT画像をナビゲーション画像としてだけでなく、正確な左房 機能評価や術後の再発予測においても活用できるようになり、個人的・社会的負担の軽減に 加え、術後の治療方針の決定など心房細動治療の最適化が飛躍的に進むと考えられる。

研究実績の概要

2D法と3D法の両者を用いて左房CTストレイン解析の実施可能性を検証した。当初の想定通り、三次元的な動作である左房のモーション解析については3D法の方が正確な解析が可能であると思われたが、CT画像の画質要因(ノイズ、モーションアーチファクトなど)に起因するvoxel trackingエラーが生じた場合に、3D法では適切な補正が困難なため解析不可能な症例が一定数生じた。一方、2D法の場合には、pixel trackingエラーが生じた場合にも、左房壁をメルクマールに修正を行うことが可能であり、3D法より解析可能例が多く、また再現性についても利があると考えられた。そのため、本研究においては2D法を用いた左房CTストレイン解析を採用することとした。
次に、心房細動症例において左房CTストレイン解析(2D法)を実施し、左房のreservoir strainを算出した。そして、左房のCT-reservoir strainと左房容量との比較検証および、心房細動の病態(発作性、持続性)の違いが左房のCT-reservoir strainに与える影響を検証した。結果として、従来指標である左房容量とCT-reservoir strainの間には有意な相関が確認できた。また、持続性心房細動症例におけるCT-reservoir strainは、発作性心房細動症例よりも有意に低い結果となり、心エコーのストレイン解析における過去の報告と同様の結果であった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

事前準備をしっかり行っていたため。

今後の研究の推進方策

左房CTストレイン解析(2D法)の再発予測における精度検証をおこなっていく。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Left atrial strain analysis in patients with atrial fibrillation using cardiac computed tomography imaging2024

    • 著者名/発表者名
      Yuki Tanabe
    • 学会等名
      2024 European Congress of Radiology
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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