研究課題
若手研究
近年、神経膠腫(グリオーマ)の診断における遺伝子検査の重要性が報告されている。しかし、術前に遺伝子検査を行うためには生検術を実施し腫瘍細胞を採取する必要があるとともに、腫瘍内の不均一による誤診が問題とされている。本研究では、7 T超高磁場MRI装置を用いて、無侵襲にグリオーマの遺伝子変異に関連する腫瘍細胞の変化を高解像度で捉えられる新規MR画像バイオマーカーを作成し、腫瘍組織の不均一な遺伝子変異を反映した高精度なグリオーマ診断法を開発することを目的とする。また、開発手法を病理遺伝子検査と比較することにより手法の妥当性を検証する。