研究課題
若手研究
新後期肺癌治療の一環として放射線治療が施行される事が多いが、その治療効果予測や放射線肺炎などの有害事象を確実に予測するための方法はまだ確立されていない。また切除不能局所進行肺癌において化学放射線治療後の維持療法に免疫チェックポイント阻害薬を併用する事が標準治療となっており、その治療を安全に行うためにも更なる予測研究が必須である。本研究では、化学放射線治療を行う肺癌患者に対して、①治療前後の末梢血リンパ球のTCRレパトア解析によって治療奏功群を見出す事と、②リンパ球内や血中のエクソソームに含まれるマイクロRNAの発現を解析し、治療効果や有害事象を予測するバイオマーカー探索を行うことを目的とする。