研究課題
若手研究
乳房全摘術後の寡分割照射に使用する最適なボーラスの探索とそのボーラスでの皮膚炎発症となる副作用軽減を目的に、寡分割照射の新規開発を実施する。皮膚表面線量としてこれまでにPMRTにおける寡分割照射の有効性が示された6-9 MeVの電子線で5 mm厚ボーラス(17.4 Gy/6回)とボーラスなし(26.1 Gy/9回)を合わせた線量を基準に、4-6 MVのX線による1 mm厚ボーラスとブラスメッシュボーラス(43.5 Gy/15回)の線量比較および、均一に照射が可能であるかを評価して、臨床研究で使用するボーラスを探索する。臨床研究では観察期間中の重篤な放射線性皮膚炎の発症の有無を評価する。