研究課題
若手研究
新生児・乳児ビタミンK欠乏性出血症は、神経学的後遺症および死亡を引き起こす予後不良疾患である。新生児ビタミンK欠乏症の診断にはビタミンK欠乏の特異的な指標であるPIVKA-Ⅱ測定を用いるが、本邦で用いられているラテックス凝集法(LA法)によるPIVKA-II測定は、必要検体量が多いこと、院内測定が困難なこと、などの理由から十分に普及していない。本研究では悪性腫瘍の診断補助等に用いられている電気化学免疫測定法(ECLIA法)による高感度PIVKA-Ⅱ測定を用いた新生児ビタミンK欠乏症の診断方法の確立および新生児ビタミンK欠乏症危険因子の同定を目指す。