研究課題
若手研究
ヒトの主要なホルムアルデヒド代謝酵素であるADH5とALDH2の同時欠損により発症するAMeD症候群は予後不良な難治性疾患であるが、以前として病態解明は不十分であり、本疾患に対する根治療法は存在しない。本研究では、一部の組織へのFA代謝酵素の遺伝子導入が、体内の全組織におけるFA毒性の軽減に寄与するかを検討することを目的として、ホルムアルデヒド代謝酵素が欠損した細胞と正常な細胞が混在するキメラマウスの樹立・解析と、疾患モデルマウスに対するAdh5の遺伝子導入を行う。本研究は、AMeD症候群の病態解明及び治療法開発の基盤となることが期待される。