研究課題
若手研究
小児の消化器症状は多岐にわたり、症状が明確に訴えられない小児では、QOL低下に至る。消化器症状と関連して、GERDは一般的に知られているが、過度の胃上げっぷであるexcessive SGB、反芻を繰り返すRSは成人の消化器内科分野で認知されているものの、小児ではいまだ解明されていないのが現状である。本研究では、消化器症状を有する小児患者に24時間食道インピーダンスpHモニタリング検査と高解像度食道内圧検査を組み合わせて、GERD、excessive SGB、RSの存在を可視化することによって、小児の消化器症状と食道機能の関連を解明し、エビデンスに基づいた効率的で最適な治療法の確立を目的とする。