研究課題
若手研究
本研究の概要は、新生児、特に早産児におけるウレアプラズマ感染症の病態や経過を解析する研究である。女性の膣内に存在するウレアプラズマは非妊娠時には病原性は低い。しかし、妊娠期の上行性感染による絨毛膜羊膜炎が流早産の原因となることが知られている。その結果、早産児の慢性肺疾患や神経障害等の合併症を引き起こすとされる。ウレアプラズマは通常の細菌培養では検出が困難であり、早期発見が難しくその影響は明らかではない。本研究は、新生児におけるウレアプラズマ感染症を早期に検出し、その病態と短期的・長期的影響を明らかにすることを目的としている。