研究課題
若手研究
HCVに対するDAAsの開発により高線維化・高発癌リスク例においてもSVRが得られるようになった。SVRにもかかわらず肝線維化進行、肝発癌が起こる症例が存在する。申請者はSVR後の肝線維化進展と関連するmiRNA を複数同定し抗線維化治療薬候補の解析を進めてきた。更に、ANG2高発現がSVR後肝線維化進展、肝発癌に寄与する事を独自に明らかにしてきた。更に申請者はHCV感染肝癌細胞からHCVをDAAsで除去する事により肝癌が悪性化する可能性をin vivoの検討で明らかにしている。これら知見を発展させ肝炎ウイルス制御下の肝病態進展・肝発癌と関連する因子をターゲットとした新規治療法開発を目指す。