研究課題
若手研究
HBVは根治困難でNAの長期内服が求められる。NAの長期内服が肝外に与える影響の集積が必須となるが、多くは未だ明らかとなっていない。申請者はTDFが肝のPPAR-α-CD36 axis 活性化を介して脂質代謝に影響する事を明らかにした。このPPAR-α-CD36 axis 活性化が肝以外にも心筋、腸管にも影響しうることを明らかにしており、大規模臨床データで明らかになったTDFの肝癌発癌抑制効果、抗心不全作用の機序の一旦を担っている可能性が想定された。これら大規模臨床研究で明らかになったNAの抗ウイルス作用以外の作用機序解明をNAのPPAR-α-CD36 axis活性化に着目し検討する。