研究課題
若手研究
胆管がんの原因は、年齢・炎症・肝臓線維化・遺伝的要素などが関わっていると言われているが、明確な原因は未解明である。発生母地となる胆管上皮は常に胆汁に暴露されており、胆汁は胆管がんの発生と増悪メカニズムに寄与する可能性があると考えられる。申請者はこれまでに、胆管がん患者由来の胆汁を用いて、ロングリードシークエンスによる細菌叢解析を確立した。本申請研究では胆管がんの胆管環境に着目し、①胆汁におけるオミクス解析を通じた「胆管細菌叢」と「胆管胆汁酸」の関連性の解明および、②胆管がん上皮細胞の遺伝子発現レベルに対する生理活性分子を探索し明らかにする。