術前化学療法後膵癌組織を用いた網羅的miRNA解析による新たな視点からの病態解明

• 研究課題/領域番号: 23K15067
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分53010:消化器内科学関連
• 研究機関: 山梨大学
• 研究代表者: 早川 宏 山梨大学, 大学院総合研究部, 医学研究員 (70622471)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 膵癌 / 術前化学療法 / microRNA / 次世代シークエンス

研究開始時の研究の概要

依然として予後不良である膵癌の予後改善のためには、遺伝子解析による病態解明を含む多方向からのアプローチが必要である。遺伝子解析は、培養細胞株、切除組織や生検検体、血液検体を主な材料として行われてきたが、近年では術前化学療法を行うことが本邦でも主流となりナイーブな組織を得ることが困難になってきた。別の見方をすれば、化学療法施行後の切除組織は治療抵抗性のものであり、この組織の遺伝子発現を見ることは、新たな治療標的の発見や病態解明、治療効果予測に有用であると推測される。本研究では術前化学療法の影響を受けた組織の遺伝子解析を通じて、膵癌治療の新たな治療標的の発見や病態解明を目的とする。