研究課題
若手研究
本研究は脂肪性肝疾患の治療戦略となる病態の中で肝発癌に照準を当て解析することを目的とする。今回の研究では、BAFFのNASH由来肝発癌への役割と腫瘍免疫への影響を動物モデルや細胞を用いて明らかにする。以下を立案している。1:ノックアウトマウスを用いたBAFFによるNASH肝発癌への影響と機序の解析、2:BAFFを介したNASH肝癌に関わる免疫担当細胞の解析、3:他のモデルマウスや治療介入による検証、4:臨床検体を用いた検証である。本研究では、脂肪性肝疾患に起因する癌治療へBAFFを臨床応用に展開する上での基盤となる研究成果が得られるものと考えている。