研究課題
若手研究
本邦では、高齢化社会を背景にがん及び心血管疾患をもつ患者は増加の一途をたどっている。さらに、医学の進歩によって、がんの診断や治療成績は向上し、がん治療関連心筋障害やがん患者の高齢化に伴う心血管疾患の合併が多様化かつ急増し、大きな問題となっている。そして、がん患者の心血管疾患合併による生活の質低下(QOL)精神状態の悪化が、がん治療継続を困難にさせるという新たな問題が生じている。本研究では、最近提唱された腫瘍循環器リハビリテーションの在宅リハに着目し、それが心血管疾患を合併したがん患者のQOLそして精神状態に与える効果及びその安全性を明らかにし、腫瘍循環器診療の質向上を目指している。