研究課題/領域番号 |
23K15096
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
長谷川 祐紀 新潟大学, 医歯学総合病院, 特任助教 (00870099)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 心房細動 / 早期再分極 / カテーテルアブレーション / 迷走神経 |
研究開始時の研究の概要 |
12誘導心電図における早期再分極所見が、心房細動発症の新しい危険因子となり、心拍変動解析によって強い迷走神経緊張が関連することを申請者は最近報告した。同所見を伴う心房細動に対しては、従来のカテーテルアブレーション治療だけでは再発例が多いことも指摘されている。本研究では、心房細動に対するカテーテルアブレーション治療患者を対象に、早期再分極が迷走神経緊張を介して心房にどのような電気生理学的特徴をもたらすのかを明らかにする。最終的にそれらの特性を克服するようなアブレーション治療方法を開発し、臨床応用に繋げることを目指す。
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研究実績の概要 |
12誘導心電図における早期再分極所見は、本邦一般人口の10-24%に認める心電図所見で、以前より特発性心室細動や他心疾患における心室性不整脈発症との関連が指摘されてきたが、申請者は、同所見が心房細動発症の新しい危険因子ともなりうることを報告した。さらに、同所見をもつ心房細動患者の発作は夜間に多く、心拍変動解析によって強い迷走神経緊張が関連することを最近報告した。同所見を伴う心房細動に対しては、従来のカテーテルアブレーション治療だけでは再発例が多いことも指摘されている。 本研究では、発作性心房細動に対するカテーテルアブレーション治療予定患者を対象として、早期再分極をもつ心房細動患者の臨床的特徴、迷走神経緊張を高めた際の心房筋の電気生理学的特性、アブレーション治療後の経過をフォローし、早期再分極が心房にもたらす電気生理学的特徴、従来治療の効果限界を明らかにすることを目的としている。 今年度は、倫理審査委員会への書類提出、患者リクルートの準備を進めており、登録が進んでいる。特にアブレーション前後での、薬物負荷による反応について調査している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
やや想定よりも発作性心房細動の症例が少ないが、患者登録は順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
研究内容に関して変更はなく、継続予定。
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