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光干渉断層法とシングルセル解析を用いた下肢閉塞性動脈疾患の病因解明と予防法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K15129
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

鳥羽 敬義  神戸大学, 医学研究科, 助教 (30846770)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード下肢閉塞性動脈疾患 / シングルセル解析
研究開始時の研究の概要

下肢閉塞性動脈疾患の病態は十分に解明されておらず、その治療法としても、既存の治療の効果は限定的であり、本疾患の新たな治療ターゲットの探索および治療法の開発が望まれている。本研究においては、下肢閉塞性動脈疾患患者に対して血管内治療を行う際、①光干渉断層法を用いて切除前のプラークの形態的評価を生体内で行う。さらに方向性冠動脈粥腫切除術で切除したプラーク検体を用いて、②病理組織学的評価と③シングルセル解析を行う。臨床の画像で得られる所見に対する病理学的な所見の根拠を示すことができると同時に、シングルセル解析を用いることで、末梢動脈血管におけるイベント抑制のための新たな治療戦略を提案することができる。

研究実績の概要

本研究では、冠動脈疾患で臨床使用可能な方向性冠動脈粥種切除術を用いて下肢動脈のプラークを採取し、そのサンプルを用いて臨床の画像で得られる所見に対する病理学的な所見の根拠を示すこと、および光干渉断層法の形態的情報と組織学的な評価、そしてシングルセル解析(scRNAseq)との関連を評価し、下肢閉塞性動脈疾患の新たな治療ターゲットの同定の臨床応用の足掛かりを作ることを目的としている。本目的を達成すべく、「光干渉断層法と方向性冠動脈粥腫切除術を用いた下肢動脈プラークの組織性状評価に関する探索的臨床研究」(jRCTs052230061)、「方向性冠動脈粥腫切除術とシングルセル解析を用いた下肢動脈プラークの分子細胞生物学的特徴に関する探索的臨床研究」(jRCTs052230062)を立ち上げ、2023年7月に特定臨床研究として神戸大学臨床研究審査委員会の承認を得た。現在、症例の登録および下肢プラークサンプルの取得および解析を進めているところである。「光干渉断層法と方向性冠動脈粥腫切除術を用いた下肢動脈プラークの組織性状評価に関する探索的臨床研究」に関しては、登録予定数4例に対して3例、「方向性冠動脈粥腫切除術とシングルセル解析を用いた下肢動脈プラークの分子細胞生物学的特徴に関する探索的臨床研究」に関しては、予定登録数12例に対して5例の登録が完了している。これらの研究を通じて、臨床の画像で得られる所見に対する病理学的な所見の根拠を示すことができると同時に、シングルセル解析を用いることで末梢動脈血管におけるイベント抑制のための新たなターゲットを見つけることができる可能性がある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

「光干渉断層法と方向性冠動脈粥腫切除術を用いた下肢動脈プラークの組織性状評価 に関する探索的臨床研究」(jRCTs052230061)に関しては、登録予定数4例に対して3例、「方向性冠動脈粥腫切除術とシングルセル解析を用いた下肢動脈プラークの分子細胞生物学的特徴に関する探索的臨床研究」(jRCTs052230062)に関しては、予定登録数12例に対して5例の登録が完了している。登録期間は2024年12月31日までとしており、残り約7カ月で8例の登録が必要な状況であり、やや進行が遅れている状況である。

今後の研究の推進方策

「光干渉断層法と方向性冠動脈粥腫切除術を用いた下肢動脈プラークの組織性状評価に関する探索的臨床研究」、「方向性冠動脈粥腫切除術とシングルセル解析を用いた下肢動脈プラークの分子細胞生物学的特徴に関する探索的臨床研究」に関しては、2024年12月31日までには症例登録および解析を完了し、2025年12月31日までには論文化できるように研究を進めている。これらの研究を足掛かりとして、末梢動脈血管におけるイベント抑制のための新たな治療ターゲットの同定を目指す。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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