研究課題
若手研究
心房細動によって心筋線維化が進行すると、心筋のリモデリングが進行する。治療により洞調律となることでリバースリモデリングが得られるが、治療介入の至適時期を逸するとリモデリングは不可逆的となる。抗線維化作用を有するマイクロRNAは、リモデリングと関連するが、心不全合併心房細動におけるその役割は未解明である。本研究ではアブレーション治療前後で血中抗線維化マイクロRNAを測定し、画像診断法によるリモデリング指標と比較することで、心筋リバースリモデリングや運動耐容能改善との関連を明らかにする。さらに、心機能改善予測やリスク層別化への応用を検証し、心不全合併心房細動の新規診断治療戦略の開発に繋げていく。