研究課題/領域番号 |
23K15160
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
石井 正将 熊本大学, 病院, 講師 (70823293)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | MINOCA / DPCデータ / 循環器疫学 / 新型コロナウイルス感染症 / 大気汚染 / PM2.5 / 急性心筋梗塞 / 循環器救急診療 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではJROAD-DPCデータベースを用いて新型コロナウイルス感染症の流行前後での急性心筋梗塞およびMINOCAの頻度、患者背景、院内予後といった疾患のリスクや診療実態の変化を明らかにする。そして施設あたりの循環器学会専門医数および都道府県毎の循環器学会専門医施設による病院密度で層別化した急性心筋梗塞の院内予後の変化を明らかにすることで、新型コロナウイルス感染症が地域医療に及ぼした影響を推定する。さらに急性心筋梗塞に加えて対象疾患を急性大動脈解離、急性心不全にも拡げ、循環器救急疾患の診療全体への影響を定量化することで、今後の循環器救急疾患における医療資源の分配に関するエビデンスを創出する。
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研究実績の概要 |
日本循環器学会が主催するJROAD-DPCデータベースの研究利用の令和5年度の公募に申請し採択された。現在、データマネージャーに相談し、変数定義の確定、データの抽出、データセットの構築を行っている。さらにオープンデータソースより気象データ(平均気温、湿度、前日からの気温変化など)や大気汚染物質濃度データ(PM2.5、PM10、O3-、SO2、NO2)を取集し、患者の曝露データとして用いる予定である。 またMINOCAと大気汚染曝露との関連についてのデータも含め、MINOCAに関するReviewを作成し、Journal of Coronary Artery Disease誌に採択された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
無事に公募に採択され、解析のためのデータ収集、データセットの構築が進んでいるため、順調に進展しているとした。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、収集した気象データ、大気汚染物質データを観測した地点と最寄りのJROAD-DPC施設の紐づけを行い、患者の曝露データを作成する。その際にラグを考慮してLag 0からLag 5までの曝露データを作成する。また新型コロナウイル感染症の流行時期に関するデータもデータセットに取り込み、流行時期前後での大気汚染曝露による疾患発症リスクの変化を検討する。
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