研究課題
若手研究
重症心不全症例の治療において、心臓再同期療法(cardiac resynchronization therapy [CRT])の有効性は確立されており、植込み件数は年々増加傾向である。全国的に植込み件数は比較的少なく、CRT の有効性に関する本邦独自のデータは少ない。本研究の目的は、本邦の大規模ナショナルデータベースを用いて CRT 効果予測ならびに致死性不整脈発生リスクを検討することで、本邦の患者層に適した精度の高い心臓再同期療法の致死性不整脈発生リスク予測モデルの開発を行う。本研究は、増加の一途を辿る不整脈デバイスの医療経済の負担を軽減するために必須のエビデンスを提供する。