研究課題
若手研究
慢性閉塞性肺疾患(COPD、肺気腫)や気管支喘息など閉塞性肺疾患と総称される呼吸器疾患に対して、従来は診断名と重症度に応じた画一的な治療が行われてきた。しかし、近年は個々人の疾患を形成する分子レベルでの特徴を同定して、個別化・最適化された治療が行われるようになってきた。研究代表者はそれぞれの疾患を模したマウスや、肺切除術を受けた患者検体を用いて、閉塞性肺疾患を実臨床でも有意義に分類できるような生体マーカーを開発している。本研究でも、網羅的発現解析などの最新の手法を用いて、各種マーカーを開発し、その有用性を確立していく。