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特発性肺線維症肺における空間的2型肺胞上皮シングルセルRNA-seq解析

研究課題

研究課題/領域番号 23K15208
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

肥後 寿夫  岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (50818143)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード特発性肺線維症 / シングルセルRNAシーケンス
研究開始時の研究の概要

特発性肺線維症は進行性に肺に線維化を来す原因不明の疾患であるが、2型肺胞上皮が病態の中心細胞ではないかと考えられている。そこで本研究では、肺移植摘出肺あるいは肺癌手術摘出肺の一断面を位置情報が分かる状態で分割保存し、特に2型肺胞上皮に注目して各部位の比較検討を行う。胸膜に近いエリアと中心に近いエリアからそれぞれ2型肺胞上皮を単離し、シングルセルRNA-seq解析を行う事でそれぞれの部位の2型肺胞上皮の特徴を明らかにする。この結果をもとに、特発性肺線維症肺組織の蛍光免疫染色を行い、蛋白レベルでの変化を評価する。これらの結果を通して、特発性肺線維症発症と2型肺胞上皮の関連を明らかにする。

研究実績の概要

まずシングルセルRNAシーケンスに用いるために、肺から上皮細胞を単離する手法の確立を目指した。肺移植摘出肺あるいは肺癌摘出肺を各種酵素等を用いて単細胞化し、FACSでEpCAM陽性細胞をソーティングし、上皮細胞を単離することができた。
肺移植で摘出された特発性肺線維症肺を一断面採取し、線維化部に隣接する部分と線維化部から離れた正常に近い部分それぞれ2か所ずつから上記手法でEpCAM陽性細胞を単離し、Chromium Fixed RNAプロファイリング用の保存液で別々に保存した。今後この4サンプルをChromium Fixed RNAプロファイリングで解析予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

肺から上皮細胞を単離する手法を確立でき、シングルセルRNAシーケンスに用いるサンプルも採取できているため、順調に進展していると考えられる。

今後の研究の推進方策

Chromium Fixed RNAプロファイリングを用いて、保存された4サンプルのシングルセルRNAシーケンスを行う。各部位の上皮細胞の性質の違いが見いだされれば、FFPEサンプルを用いて免疫染色等で確認を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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