研究課題
若手研究
DIHSでは、経過中にHHV-6の再活性化を生じ、症状の再燃や重症化が起きる。また、急性期症状の回復後に1型糖尿病や慢性甲状腺炎などの自己免疫疾患を発症することがある。我々は、DIHS軽快後にHHV-6感染が持続する患者の存在を見出し、その臨床的、免疫学的特徴を明らかにしてきた。本研究では、HHV-6持続感染患者および一過性感染患者のシングルセル解析を行い免疫関連分子の発現を解析することにより、HHV-6持続感染および自己免疫疾患発症のメカニズムを明らかにする。本研究計画の達成により、DIHSに対する新たな治療ターゲットを見出すことが可能になり、重症薬疹の治療法の開発を大きく前進させる。